佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2012/01/30 2012年『三喜計画(働く喜び・学ぶ喜び・遊ぶ喜び)』を作りませんか?!

皆様、1年の計は立てられましたか? 1月は1年の計を立てる絶好の時期ですね。

私は、12~1月に『三喜計画(働く喜び・学ぶ喜び・遊ぶ喜び)』フレームワークを使ってじっくりと考える時間を取りました。

三喜人生は、毎日のInput(情報収集する)-Think(考える)-Output(発信や行動をする)の深化。

図:Input(情報収集する)-Think(考える)-Output(発信や行動をする)
参考新聞
仕事も、学びも、遊びも、Input(情報収集する)-Think(考える)-Output(発信や行動をする)行為の繰り返しということも出来ます。「良い習慣は才能を越える」と信じて継続しています。但し、出来るだけOutputを予測し、Inputをする工夫が、「最小の投資で最大の成果」をあげる結果につながるようです。 

皆様、『三喜計画(働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜び)』を一つの参考に、自分なりの人生計画を創り、毎年実践してはいかがでしょうか? 実り多い人生に資すると確信しています。

(はじめに)『三喜計画(働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜び)』とは何ですか?!

三喜計画とは、私が考え実践している人生三分法による「人生計画フレームワーク」です。2010年に提案し、この2年間実践しています。そして、2年間の実践振り返りの一部事例も2回BIエッセイで紹介しました。人生の希望や夢を未知の荒波の中で実現する上でかなり有効な羅針盤となったようです。読んでみて下さい。

2010年三喜計画
・BIエッセイ 2010/01/12号 2010年:「働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜びの生きる喜び「三喜計画」を描く-2010年は「再スタート元年」-

2010年振り返り
・BIエッセイ 2010/12/13号 私の「2010年三喜計画(働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜び)振り返り」を少し紹介します。

2011年計画
・BIエッセイ 2011/01/11 凡人1年の計。2011年『三喜計画(働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜び)』を作りませんか!

2011年振り返り
・BIエッセイ 2011/12/12 2011年を振り返り、しっかり記憶にとどめたい

図1:「人生3分法」のライフステージイメージ
図1:「人生3分法」のライフステージイメージ
準備期( 0~20歳)動物から人間への家庭教育、学校教育、地域教育で成長する時代
Ⅰ期 (21~40歳)大人として仕事で生きる職業能力実践習得、家族形成の時代
Ⅱ期 (41~55歳)領域一番で日本・世界で活躍し、子供の高等教育をする時代
Ⅲ期 (56歳~生涯)個人の適性・生き方に沿って、「生涯現役社会」に生きる時代

(1)2012年「働く喜び」計画を作る――仕事のフレームワーク 「成功の宣言」

図2:仕事のフレームワーク 「成功の宣言」
参考資料

3.11大震災を受けて、仕事の内容は、「災害復興、経済復興、日本再生」の三位一体の視点で進めています。

仕事の計画のフレームワークは、四画面思考研究所所長の近藤修司先生(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科客員教授、元日本能率協会コンサルティング(株)代表取締役社長)が創造された四画面思考による『成功の宣言』(参考文献1)が大変役だっています。会社、組織としても、個人としても活用できます。「有言実行」に惹かれる私に合ったやり方だと思っています。(・Topics 2011/12/13 第2回開講 『永続する企業進化のOS!実績広がる四画面思考による改革実践力!』(BIP第4期事業リーダー実践塾)

BIPでは、パートナー・社員全員が『2012年成功の宣言』を作成、発表しました。大事な計画なので12月と1月の2ケ月かけて考え・検討しています。私の計画を少し紹介します。

①今日の飯と明日の飯――現在と未来を一緒に計画する四画面思考による『成功の宣言』を作る
・「現状の姿」(現状の分析)、「ありたい姿」(10年後のビジョン)、「なりたい姿」(3年後の達成目標と重点戦略)、「実践する姿」(毎日やる事、毎週やる事、毎月やる事、毎期やる事、毎年やる事、3年毎になる事、10年毎にやること)を考え、宣言することで自分・自社のやりたい事が明確になり、実践の意欲が沸いてきます。

・複眼二刀流で今日の飯(現在)と明日の飯(未来)の両方を並行してPDCAを回すのがポイントですね。

②戦略は細部に宿る ――四半期単位の『サクセスシート』(重点活動計画書)を作る
・戦略達成のための施策、組織、人事、予算等を具体的に決めるのがポイントです。

・四半期単位の重点活動計画書を作成して実践手順を明確にする。私は、『サクセスシート』と気分を盛り上げる呼び名にしています。時間軸を入れることで、優先順位と実践への覚悟=胆力が試されますね。

③BIPの中長期ビジョン――BIP(ビジネス・インテリジェンス・プラットフォーム)への挑戦開始
・BIPは1月に創立5周年を迎えました。現在のアドバイザー事業と幹部育成事業を深化・発展させながら、中長期ビジョンに挑戦します。BIP(ビジネス・インテリジェンス・プラットフォーム)事業です。まだまだ未成熟ですがFSを開始する年にしたいと念願しています。

(2)2012年「学ぶ喜び」計画を作る――学びのフレームワーク 「学ぶ3つのリテラシー」

図3:学びのフレームワーク 「学ぶ3つのリテラシー」
図3:学びのフレームワーク 「学ぶ3つのリテラシー」
「学ぶ3つのリテラシー」は、私の学びのフレームワークです。人生・職業の成功や幸せは千差万別であるのは自明ですが、人間力・専門力・経営力の3領域が重要だと思っています。

前職ネットワンシステムズ(株)、そして現職BIPビーアイピー(株)の経験を通して、「BI(ビーアイ)経営」という言葉・概念を普及し、実践できる会社、幹部人材を育成することの大切さを痛感しました。「BI経営」とは、ビジネスインテグレーション(事業開発)とビジネスインテリジェンス(経営改善)の両輪経営である。実践知である“佐々木二刀流経営論”の極意でもあります。結果として、ビジネスイノベーションを実現することです。

人生の第Ⅲ期を「BI経営」の深化・普及を通じて一隅を照らすことができればと思いました。人生論のベストセラーである藤尾秀昭『小さな人生論』では、伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)『天台法華宗年分学生式』の冒頭に出てくる言葉「一隅を照らす」を取りあげて、その重要性を説いています。

①「BI経営」の中心価値と信頼づくりのために学ぶ――会社の調査研究+仲間との共同研究+個人の調査研究の合わせ技
・危機と変化の時こそ、経営の王道が大切です。お客様に領域一番で持続的成長して頂く上で大切な骨格である「BI経営」を支援、強化するために、定期的に「ナレッジ共創」「BI研究会」を地道に推進します。

・現場実践と同時に日本、世界の新たな叡知を学び、同時に日本の知恵と技術を世界に発信する。組織学会、ベンチャー学会、日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(旧NPO法人社外取締役ネットワーク等合併)、IIBA日本支部等の研究・交流を継続して進めます。

②ビジネスマンとステイツマンの両面でのマクロ政治経済を学ぶ
・グローバルな政治経済・企業活動の変動を掴むために、海外・国内視察、新しい学ぶ場づくりに挑戦します。

・BIPのWebサイト、ツイッターなどの読者の方が急増しています。新聞、雑誌、本など既存メディアとソーシャルメディアの両面のバランスを考えながら、情報収集、発信、シェアを進めたいと思います。

③人間力は生涯修行 -先人、現在の個人の生き方とリベラルアーツを学ぶ
・30年を超えるユニークな人間学を学ぶ月刊誌『致知』は定期購読。1月号ではノーベル賞受賞した鈴木章北海道大学名誉教授と 數土文夫JFEホールデングス相談役の対談「命ある限り学び続ける」、日本文学研究者ドナルド・キーン「わが生涯の旅路」等。2月号では福地茂雄アサヒビール相談役と富士フィルム社長CEOの対談「ピンチの中にチャンスあり」、遠藤功早稲田大学ビジネススクール教授・ローランド・ベルガー会長「現場力を鍛える」など。(参考文献2)

・1月読んで面白かった本等。山崎豊子『作家の使命 私の戦後』、福岡伸一・阿川佐和子『センス・オブ・ワンダーを探して』、波頭亮・茂木健一郎『突き抜ける人材』、渡部昇一『「修養」のすすめ』、清水克衛『他助論』、日経新聞連載 トニー・ブレア「私の履歴書」など。

(3)2012年「遊ぶ喜び」計画を作る――遊びのフレームワーク 「創る美、見る美、聞く美」

図4:遊びのフレームワーク 「創る美、見る美、聞く美」
図4:多色の創る美、見る美、聞く美
最も忙しいビジネスリーダーこそ「仕事」の計画は当然ながら「遊び」の計画も大事なことに気づき、リーダーのOFF、リフレッシュについて「イチローさん流ヒット型」「王さん流ホームラン型」両方の「遊び型」を書き大変好評でした。(・BIエッセイ 2010/03/15号 「仕事」と「遊び」の「シーソー」試論? リーダーこそ身近で気軽なリフレッシュで活力を!

「遊び」という言葉を調べていて、松岡正剛『白川静 漢字の世界観』(参考文献3)の中で、「遊」の言葉に出合いました。「遊」とは古代は危険の多い「出遊」であったそうですが、現代は自分の未知のことに踏み込む楽しい遊び=「美遊」と考えてもよいと私は勝手に解釈しました。日本人は遊びも「道」までに極める美学の国です。茶道、華道、芸道、書道、香道、文道、作法道、武道などに深化するすごい民族ですね。

遊び分類を図4のように「創る美」「見る美」「聞く美」の3つの分野へ整理したのは、節子・クロソフスカ・ド・ローラ『見る美 聞く美 思う美』(参考文献4)に触発されたからです。私の遊びのフレームワークです。

①創る美(食事会、交流、社交、縁、カメラ、エッセイ、スポーツなど)
・昨年2月始めたツイッター、フェイスブック。ツイッターは、リアル情報シェア、キュレーション発信、幅広い出会いが特徴ですね。フェイスブックは普段会えない仲間との絆作りや交流の場になりつつあります。もちろん、仕事仲間、友人・知人ネットワークのリアルな交流が一番大切なので深め広げる計画です。

・毎週執筆しているBIエッセイはもうすぐ200号。本出版、電子書籍配信への夢?を持って引き続き頑張ります。

②見る美(旅行、自然、花、美術、建築、遺跡、映画など)
・昨年は、日本美術を中心に美術鑑賞しました。世界のリーダーは自国の文化・美術・歴史などに深い教養持つ人間が尊敬されます。遅い出発ですが継続したいと思います。歌川国芳展、北斎展、KORIN展など。
『日経おとなのOFF』(参考文献5)によると、今年は10年に一度の西洋美術展ラッシュ。フェルメール、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴヤ、セザンヌ、ポロック、ボストン美術館展、大エルミタージュ美術館展、ベルリン国立美術館展、マウリッツハウス美術館展、メトロポリタン美術館展など。

・宝島『世界遺産111』(参考文献6)を中心に趣味の国内旅行、夏期休暇の海外旅行。また、故郷宮城はじめ東北復興支援の旅も考えたい。

③聞く美(CD、コンサート、歌舞伎、オペラ、芸能など)
・昨年は日本文化探訪元年として、歌舞伎、能、文楽など日本芸能を鑑賞し始めたいと思いましたが、大震災もありあまり時間を取れませんでした。今年は一歩進みたいです。

・昨年、震災復興支援として仙台定禅寺ジャズフェスティバルを協賛。街全体が笑顔と音楽に溢れる体験をしました。「音楽は生きる力」だと知りました。今年も継続します。
『男の隠れ家』(朝日新聞出版 2012年1月号)「ニッポン・ライブハウス伝説」特集(参考文献7)を読むと、音楽世界自体がCD時代からライブ時代に変わったようですね。日本は米国に匹敵する音楽の盛んな国であることにビックリです。私はCD鑑賞中心でしたが、今年はライブ・コンサートの世界も積極的に楽しみたいですね。

以上

(参考文献)
1.近藤修司&成功の宣言文コミュニティ『四画面思考の基本』(四画面思考研究所 2009年4月)
2.『致知』(致知出版社 2012年1月号・2月号)
3.松岡正剛『白川静 漢字の世界観』(平凡社新書 2008年11月 初版)
4.節子・クロソフスカ・ド・ローラ『見る美 聞く美 思う美』(朝日文庫 2007年12月)
5.日経おとなのOFF『2012年 絶対に見逃せない至高の画家100人の名画』(日経BP社 2012年1月号)
6.別冊宝島編集部『いま本当に行くべき見るべき世界遺産111』(宝島社 2011年12月)
7.『男の隠れ家』(朝日新聞出版 2012年1月号)

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thumbnail_sasaki佐々木 昭美(ささき あきよし)

取締役会長 総合研究所所長

経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)

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