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2018/04/17 未来を創る事業承継・M&A検討~BIPの役割とバリューアップの重要性

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 ここ数年でBIPへのM&Aに関するご相談やお問い合わせが急増しています。また、コンサルティングや経営アドバイスを行う中で、事業承継についての課題へと相談テーマが移行していく機会も多くなってきました。上場企業やファンドより買収案件のご依頼も寄せられています。

 BIPのM&A支援実績が増えてきた中、実際のM&Aの現場から多くのことが見えてきました。企業や経営者様の実情や悩み、市場状況、笑顔になれる幸せなM&Aとは何か、よい譲渡先を探すためのコツ、合併後のアフターフォロー等です。

 この特集コラムでは、M&Aや今後の事業の成長戦略作りを検討している多くの皆様に役立つ内容を、専門コンサルタントへのインタビュー形式で発信していきます。

1回コラム「未来を創る事業承継・M&A検討~BIPの役割とバリューアップの重要性」

専門コンサルタント:BIP()取締役会長 総合研究所所長 佐々木昭美
インタビュアー:BIP()代表取締役副社長 企画連携部長 コーポレートキャピタル事業部長 手塚里美

1.なぜM&Aが増えているのか

手塚:ここ数年、BIPへのM&Aに関するご相談・お問い合わせが増えてきました。どうしてでしょうか?

佐々木:まず、日本の厳しい現実があります。経営者が年々高齢化しており、中小企業の創業社長の平均年齢が66歳で、70歳に近づいています。(参考:中小企業庁グラフ)

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 出展:中小企業庁 2016年中小企業白書

しかも、日本の企業の約70%が後継者不在という事実を、皆さんご存知でしょうか?企業にとって後継者不在は深刻な悩みです。具体的には下記のような悩みを話される方が多いですね。

・家族や社員に譲る人がいなくて困っている
・今後事業をどう継続していけばよいか悩んでいる
・誰に相談していいかわからず困っている
・事業拡大の方法としてM&Aがあるが、どうすればよいか分からず困っている
・金融機関に、個人や家族の全てを開示するのは抵抗がある

事業承継は、経営者にとっては家族にも大きな影響を与える局面となります。非常に難しい問題ですね。

手塚:アドバイザーとしてBIPが選ばれ、ご相談・お問い合わせ頂くのはなぜでしょうか?

佐々木:ここ最近は特に金融機関からの紹介が増えています。経営者の皆さんは金融機関へ相談すれば解決すると思いがちですが、現実は違います。企業分析、企業価値評価、事業計画、株主との調整、M&A後のあり方、良い譲渡先の選択等、取り組まなければならないテーマは広いのです。

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BIPの様に、業界×テーマで事業承継・M&Aについてワンストップで支援できる体制は、金融機関の皆様にも信頼を頂けているようです。M&Aは「誰に相談するか」で、その後に非常に大きな影響を与えます。信頼頂き、多面的にアドバイスや提案協力できる機関は意外と少ないのだと思います。

BIPは、ここ数年、各業界・各テーマ別専門コンサルタントの組織体制を強化しており、更に支援体制が充実してきました。ホームページを見て直接お問合せ下さる方も増えてきています。

手塚:佐々木さん自身がM&Aについて幅広い知識や経験を持っていることも、お問い合わせを頂く理由になっているかと思います。

佐々木:そうですね。振り返ってみると私は若いころからM&Aを経験してきました。

最初に就職したコープさっぽろは、元々札幌・小樽地域から始まって北海道全土に広まり、今や売上高2,700億円と道内トップ流通事業者ですが、合併合併の歴史でした。

前職ネットワンシステムズでもM&Aで企業買収・合併で事業拡大を行いました。買収した会社の社長を務めたこともあります。事業承継や事業譲渡、あるいは企業買収・合併は、経営者が重要な立場となり、直接経験したことのある人が少ないため、相談相手として選んで頂けているのかと思います。BIPM&Aコンサルタントは、私以外も大企業でM&Aに直接関わった経験者です。

手塚:ご相談してくださる方は既に「M&Aをする」と決めて問い合わせてこられるのでしょうか?

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佐々木:実際は今後の事業成長のための計画作りや、方針検討の段階でご相談頂くことが多いですね。事業成長の未来を共に考え、いくつかの選択肢の中で、第三者への事業承継を選ばれることが多くなっています。

大変難しい問題ですから、すぐにM&Aを選択・決断できる方は多くはありません。皆さん悩まれていますね。

お話をお聞きしながら今後の事業展開についてのアドバイスをし、その流れでM&Aを進めていく形が多いです。

◆事例 金融機関からの相談内容とM&A

経営者と株主が高齢化している企業の譲渡案件:

今後の事業の成長戦略や事業計画を共に策定。選択肢の一つとしてM&Aを提案し、進めることとなった。株主が複数人いたため、株主との調整を支援。BIPの会計、法律面での専門メンバーである公認会計士、税理士、弁護士、司法書士と協力し、事業価値を算定、譲渡先を探すための提案資料作成。M&A仲介会社とコンソーシアムでの譲渡先探しを行い、事業価値を高評価してくれる上場企業への譲渡を達成した。

2.バリューアップの重要性とBIPが行う支援の特徴

手塚M&Aを選択し進める中で気を付ける点はどんなことでしょうか? どんなM&Aが幸せなのか。BIPが行う支援の強みはなんですか?

佐々木:その企業にとって事業成長、事業の発展につながるM&Aを選択することが大切ですね。従業員、取引先、地域等ステークホルダーにとって未来のあることが大切です。そのためには単にM&A仲介会社や金融機関が買収希望として今登録されている会社とマッチングするだけではうまくいきません。その会社の事業を価値あるものにしてくれる企業を探すことが大変重要です。事業のバリューアップですね。

BIPはM&A支援の際にM&A仲介会社と一緒に仕事をすることがありますが、仲介会社に寄せられている今ある譲受希望案件だけでなく、よりよい譲渡先を一緒になって探しています。

2・第3の成長のために、M&Aの機会をどう成長に結びつけるかを専門コンサルタントチームで徹底的に考え提案しています。BIPは、事業戦略・経営戦略のコンサルタント会社であり、その高い専門性が、他の仲介会社や金融機関を上回るノウハウとなっています。そこがBIPの強みであり、アドバイザーとして選ばれる理由かと思います。

◆事例 相談内容とバリューアップ

商業不動産企業 譲渡案件の例:

譲受企業探しの際、土地だけ買いたい人は土地だけの価値しか見ていなかった。今の商業施設をただ買うだけの相手では次の成長を見込めない。地域の再開発を広く考えている企業が、将来価値を見出して高値で評価してくれた。結果的には譲受希望会社の企業評価・提示額に数倍の差が出た。

3.上場企業、ファンドからの買収案件の依頼も急増

手塚:最近は、上場企業やファンドの方が来社され、買収案件を探し提案してほしいとのご依頼も急増していますね。

佐々木:日本でも上場企業やファンドが、事業成長にM&Aを活用する事が活発化してきました。お話を伺うと、中堅企業のM&Aは、大手の投資銀行はやらないので、総合力があり、上場企業への譲渡実績の多いBIPにご相談頂けているようです。

4.BIPのM&A専門コンサルタントチーム紹介

M&Aでは価値評価、税務的な問題等に専門的な判断が必要です。BIPには公認会計士、税理士、司法書士、弁護士などの専門家がおります。多面的なトータルサポートが可能です。

・取締役会長 総合研究所所長 佐々木 昭美 >>詳細プロフィール
・取締役 事業承継・M&A部会長 大塚 直義 >>詳細プロフィール
M&A・事業承継アドバイザー 三塚 誠一 >>詳細プロフィール
・公認会計士・税理士 尾﨑 充 >>詳細プロフィール
・税理士 倉澤 瑤子 >>詳細プロフィール
・司法書士 仲村 文秀 >>詳細プロフィール

企業連携担当
・代表取締役副社長 企画連携部長 コーポレートキャピタル事業部長 手塚 里美 >>詳細プロフィール

BIPのM&A(事業承継・事業成長)支援コンサルティングサービス
詳しくはこちら>>https://www.bi-p.co.jp/consul/#service_menu2

>>BIPコンサルタントへのご相談はこちら


thumbnail_sasaki佐々木 昭美(ささき あきよし)

取締役会長 総合研究所所長
経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)

>>詳しいプロフィールはこちら

thumbnail_tezukaインタビュアー 手塚 里美(てづか さとみ)

代表取締役副社長 企画連携部長 コーポレートキャピタル事業部長

 

>>詳しいプロフィールはこちら

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