ＮＰＯ法人社外取締役ネットワーク主催の「取締役大学講座―ガバナンス構築編Ⅰ」研究に引き続き出席しました。
　５月１４日　テーマ「機関投資家の求めるＩＲの実践とコーポレートガバナンス」
　ジェイ・ユーラス・アイアール(株)高山与志子氏によるＩＲの現場での事象についての講義と意見交換がされました。
　英米の機関投資家のウエイト増大と、投資家による運用スタイルとアクテイビティの違いについての詳細な理解の大切さを痛感しました。
　５月２７日　テーマ「コーポレート・ガバナンスにおける機関投資家の役割―企業年金連合会のコーポレート・ガバナンスへの取り組み」
　企業年金連合会　矢野朝水氏による講義と意見交換がされました。
年金連合会は年金資金１３兆円を運用し、日本株千数百社に投資しています。シェア自身は少ないですが、投資信託等他の機関投資家への影響を持っています。コーポレート・ガバナンスの原則、特に株主総会議案への評価基準のイニシアテイブと対話を続けています。独自のコーポレート・ガバナンスファンドを組成し、その評価基準をＨＰで公表しています。
　投資家からの受託資産の信託に誠実に応えるべき機関投資家は、運用向上の使命に向かって、積極的対話と行動を多様に広げていると感じました。（佐々木）