「フィリピンスービックだより」第14回法人向け英会話レッスン「グローバルビジネストレーニング」

コラム「ミニ講座」

2020/01/22　「フィリピンスービックだより」第14回法人向け英会話レッスン「グローバルビジネストレーニング」

bn_nakazawa

こんにちは。BIPコンサルタントの中沢宏行です。

月並みですが、月日の経つのは早いですね。新しい年となりました。
２０２０年も何卒よろしくお願いいたします！

■クリスマスと年越し

今回も年越しはフィリピン、スービックでした。iYESでは、12/20にクリスマスパーティ－を行いました。スタッフがいろいろ趣向を凝らしてくれ、ゲームに食事にプレゼント交換会と、大いに盛り上がりました。教室で行ったのですが、正直、日本であれば、あっという間に周りから騒音の苦情が来て中止に追い込まれるでしょうね（笑）…という具合に盛り上がったと思います。

ちなみにフィリピンは騒いだもん勝ちといいますか、「楽しくやっているのだからいいではないか！」という、よく言えば、おおらかさを感じることができます。私はすでにこちらの文化になじんでしまいつつあるので、日本は少し窮屈だなと感じることも多いのですが、そこはきちんと合わせていかないといけませんね。

フィリピン人にとっては、１２月はクリスマスとともに13　month pay　ということで、給与が2倍もらえるという大変楽しみな月です。従業員に対しては法律で支払いが義務付けられていますが、支払期限はクリスマス後でもいいんですよね。しかし、フィリピン人はクリスマス命！ですので、その前の支払いを当然のようにリクエストされる。１２月は1年の締めくくりですし、みんな浮かれて幸せな月なんですが、経営者にとっては、心とお金の準備をしていないと、キャッシュフローの心配をいつにもましてしなければならなかったりするわけです。（はい、私のことです（苦笑））

■スービックとクラークの開発（国レベル）

先日、安倍首相とフィリピンのドゥテルテ大統領の握手の写真とともにASEAN関連首脳会議のタイミングで会談した内容がニュースになっていました。その中のトピックスの一つが、日本が「スービック湾開発のマスタープラン策定を支援する」というものでした。道路、物流、災害対策等が含まれているようです。スービックLove！な私ですから、とにかく日本がスービックと関わると聞いただけで嬉しくなり、すぐにFacebookでシェアした次第です。

これまでは、日本からスービックに来ていただくとなると、通常はマニラ空港に飛んできていただき車移動となるわけですが、早ければ2時間半かからずに、しかし逆に運悪く超渋滞に巻き込まれるとその倍の時間がかかることもあり、不便でした。しかし昨年、スービックから渋滞なしの1時間で行けるクラーク空港と関空、成田、双方との直行便が飛ぶようになり、マニラの渋滞と安全上の不安感を避けて来ていただけるようになりました。これに加え、マニラ→クラーク、クラーク→スービックと鉄道も整備されることになっています。
もともと、スービックは米軍海軍基地、クラークは空軍基地ということだったわけですが、今後、かなり注目されてくると思っています。

今、クラークは、ニュークラークシティ構想ということで、マニラ首都圏への経済一極集中や人口集中を分散化させようと開発が進んでいます。相当な規模のプロジェクトであり、政治と経済の中心地のひとつとなります。そこから1時間南下すると、スービック。新都市クラークのビジネスパーソンらがリトリートする場所として、スービックに来ていただき、スービックの海で癒される、また、様々なトレーニングを受けてパワーアップしてクラークに戻る。そんな流れができたらいいなと思います。また、これらの開発によってクラークと合わせてスービックも日本人にとって知られるところとなり、もっとたくさんの人に訪れて欲しいと思います。

■グローバルビジネストレーニング

そんなスービックの私どもの学校に、年をまたぐ格好で何人かの社会人の方が英語を勉強しに来られました。限られたお休みを使い、ご家族の理解を得て1週間から4週間まで、それぞれ滞在されました。英語の学習塾を経営されている方、外資系でマネージャーをされている方、これから外資系に転職される方などそれぞれの背景と目的を持って。

年末年始はどうしても祝日が多かったりするのですが、その休講の分を土曜日や、日曜日に開講することで補い、限られた期間をできるだけ有効に、という熱心さが伝わってきました。サービス提供する側もその熱意にこたえるべく一生懸命させていただきました。大学生らとの交流からも刺激を受けたとおっしゃってくれました。学校運営者冥利を感じる瞬間です。

提供したプログラムの一つをご紹介しますと、特に法人のお客様向けに提供しているGBT（Global Business Training）。英語の実践訓練ということで、クラスルームの外でのプログラムモジュールをいくつか用意し、お客様に合わせてカスタマイズの上、提供しています。
生徒様は、コーヒーマシーンの機械を販売している会社さんのマネージャーさんということで、Hotel & Restaurant managementの学生を対象にした、コーヒーに関するミニレクチャーや、カフェオーナーを相手にした、製品売り込みのプレゼンをやっていただきました。

クラスルームのレッスンももちろん大事なのですが、実際にありそうなシーンで、英語講師でない人を相手に、リアルのコミュニケーションの訓練をします。その様子、やり取りを講師が観察し、後でフィードバックを行ってまた弱点を補強してもらう、そんな内容です。協力してもらう、フィリピンの友人たちにいつも感謝！です。

セブ等の大規模校とは違った、小規模校ならではの、このようなテーラーメイドのプログラムを今後もさらに磨きをかけて、提供していきます。落ち着いた環境で英語トレーニングに集中したい社会人の方、ぜひスービックをご検討ください。