「フィリピンスービックだより」第17回プログラム紹介（２）超短期社会人インターンシップ英語留学

コラム「ミニ講座」

2020/07/15　「フィリピンスービックだより」第17回プログラム紹介（２）超短期社会人インターンシップ英語留学

bn_nakazawa

こんにちは。BIPコンサルタントの中沢です。

ここフィリピンのロックダウンは世界一の長さとのことですが、地域によってはだいぶ緩和されているところもあり、スービックはM-GCQ（Modified General Community Quarantine）という、現在一番緩い段階まできました。レストラン等もようやく店内で食べることができるようになり、だいぶ日常が戻ってきました。

依然、いつ海外から人が来ることができるようになるか、まだ誰もわからない状態ではありますが、その時に向けて準備しておきたいと思っています。

■社会人の超短期インターンシップ留学プログラムの事例

前回より、iYESのユニークかつカスタマイズされたプログラムを、1回1プログラムでまとめるようにしています。

今回は、企業で実際に働いてみながら英語を使う、インターンシッププログラムに参加された50歳代の方の事例をご紹介します。このプログラムは主に大学生向けに提供しているのですが、圧倒的参加最高年齢記録を作っていただきました（笑）。

お客様プロフィール： 5０歳代会社員。会社がビジネスホテル事業を新たにスタートし、飲食関係の責任者になられたところ。

■学校探し〜留学まで

お客様はゴールデンウィークにはいつもクラーク（スービックから車で1時間）の語学学校に短期留学されていました。留学エージェントのご紹介です。しかし今回は、新しい事業を担当することになり、留学も新しいことに挑戦してみたいと思ったとのこと。そこで、

・１週間という短い期間で英語も勉強する

・ホテル（出来れば併設レストラン）でインターンシップができる

・日本人経営（細かいニュアンスが通じる）の英語学校

という条件で検索され、めでたくiYESを見つけていただきました。そして直接当校の問い合わせ先にメールをいただき、やりとりが始まりました。

＜日程イメージ＞　２０１９年

3/21　初回問い合わせメール受信、同日LINEにてやりとり開始
3/23　日程決定、インターン希望等詳細ヒアリング
3/27　インターン先、内容ご提案
3/28　お見積もり送付
4/4　お申し込み手続き（※手続き関係は前回コラムをご参照ください）
4/23　渡比、スービック着

■スービック滞在

留学当日、もうある程度慣れてらっしゃったので、自力でスービックまで移動し、ご自身で予約されたホテルにチェックイン。夕食をご一緒させていただきました。実は私もほぼ同い年。お互いこれまでのビジネスの話などで盛り上がりました。

翌日から本番ですが、日程は下記の通り。

＜日程イメージ＞

4/29　午前：オリエンテーション、英語レッスン2コマ、午後：ホテルにてインターン初日
4/30 〜 5/3　午前：3:00～8:00 ホテルレストランにてインターン、10:00～英語レッスン2コマ、午後：フリー

午前3時インターンシップスタートというのも、iYES始まって以来のパターンでした。朝食の仕込みの現場を体験したいという希望があったからです。これだけのカスタマイズ対応はなかなかよそではできないものと自負しております（笑）。

職場では、インターンシップ生にしては……の年齢、そして1週間のみということが珍しく思われたようで、毎日、全員からいろいろと質問を受け、リアルな世界での英語コミュニケーションのトレーニングになったそうです。

実際のインターンシップの中身ですが、下記のことを担当いただきました。

・ローカルマーケットへの買い出し

・朝食ビュッフェの準備（調理補助や配膳）

・メニューオーダー

・キッチン清掃

日本とは様々な環境が違いますが、短期間ながらもたくさんのことが勉強になったとおっしゃっていただけました。アレンジした甲斐があったと思う瞬間です。

他の生徒さんとの会食も1日だけでしたがアレンジでき、交流を楽しんでいただきました。せっかくフィリピンに行ったのに日本人と一緒では……、という意見もありますが、20代～50代という幅広いジェネレーションから何かしら目的をもってわざわざここまで来ている人たちの交流は、決して意味のないものとは思いません。

ちなみにiYESでは、生徒と講師の交流も推奨しており、よく連れ立って夕食などに出かけてもらっています。そこで学校以外の場所でフィリピンの一般の暮らしや文化に触れてもらい、経験値を積み上げることができるのです。その分、きちんとした線引きももちろん大事なことであり、その点は学校として指導しています。

■留学を振り返って

最初にお問い合わせをいただいた時には、「本当にインターンされますか？」と聞いてしまいました。途中、アンマッチがあってはいけないと履歴書の送付をお願いし、受入れ先と調整しました。ホテル側の全面的ご協力が得られ、新しい留学パターンができました。お客様にもかなり満足いただけたと思っています。このプログラムは周りの企業様等のご協力があってのものです。感謝、感謝です。