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2014/04/15 第1回「エグゼクティブ・コーチとは何か」

自分一人でリーダーシップの向上を図っていてもなかなかうまくいかない。そんな時にコーチの指導が役立ちます。

コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです(伊藤 守:株式会社コーチ・エィおよび株式会社コーチ・トゥエンティワン代表取締役)。エグゼクティブは、C-Suite(経営幹部)を指します。タイトルにChiefが付く役職、たとえばCEO, COO, CFO, CIOなどです。では、エグゼクティブ・コーチングとは、どのような指導法なのか。エグゼクティブのリーダーの能力を伸ばすための指導法は、エグゼクティブ・コーチングの会社によって内容が異なります。

コーチングの世界で最も注目されているマーシャル・ゴールドスミスのエグゼクティブ・コーチングのスタイルを紹介します。Behavioral Coachingです。つまりエグゼクティブの対人関係の行動(振る舞い)に関するコーチングです。

1980年代後半、マーシャルは顧客の人事部に対して将来リーダーとなる人材を社内で発掘するためのアドバイスをし、リーダー候補者をさらに優れたリーダーに育成するためのプログラムを作成していた。
そんな時、あるCEOから「若くて、頭がよくて、会社のためを考え、高い倫理観をもち、やる気満々、よく働き、企業家精神があって、クリエイティブで、カリスマ性があり、傲慢で、頑固で、何でも知っているという顔をする、恐ろしくいやなヤツだ。問題は、うちはチームワークを大切にする会社なのに、誰も彼をチームプレイヤーだとみていないことなんだ。彼に1年の猶予を与えようと思う。その間に変われなかったら、彼には辞めてもらう、しかしなあ、こいつが変わってくれたら、わが社にとってものすごい財産となるのだ」と彼のコーチングを依頼された。一緒に働く人たちが不快に思う個人的な癖を探しだして取り除き、彼らが組織にとって価値ある存在でありつづけるように手助けする。それまで彼らを成功に導いてきたスキルや習慣は、さらなる成長のためには必ずしも適切なものではないことを彼らに悟らせる。(What Got You Here Won’t Get You There : Marshall Goldsmith with Mark Reiter 斉藤聖美=訳)

その後、マーシャルは 「Stakeholder Centered Coaching」の手法を開発しました。対象顧客は、大企業のCEOかCEOになる可能性の高いエグゼクティブのいずれかである。顧客のステークホルダー(一緒に働く人たち)から顧客の選んだ数人(平均15名)から秘密厳守でフィードバック(360度フィードバック)をもらう。
内容として、1.ビジョンを明確に伝えるか、2.敬意をもって人に接するか、3.反対意見を求めるか、4.アイデアを出すことを奨励するか、5.会議で他の人の意見をよく聞くか、などである。
実績として、改善すべき性癖が20に分類されている。最も重要な項目が一つ選ばれ、顧客は選ばれたステークホルダーと共に「どうすればもっと彼がよくなるだろう」という目標に向けて行動する。コーチはミッション・ニュートラルの態度をとる。顧客が自分の行動をよしとするか、しないかに対して肯定も否定もしない。目標にたいしてあるツールを使って手助けをする。期間は12か月から18か月である。


thumbnail_yamagishi山岸 敏彦(やまぎし としひこ)

コンサルタント 顧問(Stakeholder Centered Coaching)

Stakeholder Centered Coachingライセンスを取得し、社長や経営者のコーチング活動をしています。社内外に絶対的な影響を与える経営者の良き相談相手です。
このコラムでは、Stakeholder Centered Coachingについてご紹介してきます。

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