第４回（２月１９（木）日開催）は、テスコ・プレミアムサーチ株式会社　代表取締役会長　加藤春一氏（前東京エグゼクテイブ・サーチ株式会社　代表取締役社長）が講師を務め『人材サーチコンサルタントから見たリーダーシップ論』のテーマで講義と質疑応答を１２０分行いました。

　多くのトップリーダーに関与し、その成功と失敗の現場を熟知し、近年大学での講義で人材育成を支援している講師加藤氏の講義は、塾生に大きな感銘を与えたようです。

左：ＢＩＰ佐々木、右：ゲスト講師　加藤氏

（１）エグゼクティブ市場の変化と人材トレンド
　第２次大戦後の国際社会に復帰した日本は、世界的人材ビッグバンによる人材流動化の流れと日本企業の変化によって、人材ニーズの長期トレンドはパラダイムシフトしつつある。大きな強い流れを指摘した。

（２）市場価値を形成するコアスキルとは
　市場価値のある人材の必要な要素は何か。心・技・体を備えた総合的人間力の要素を考察した。結果として、成果をあげる思考特性、行動特性を深く知る。

（３）総合的人間力チャート
　５Ｑ（ＩＱ、ＥＱ、ＳＱ、ＰＱ、ＡＱ）・人格・能力・知識の総合的人間力構造を示す。

（４）リーダー人材の要素を考える
　リーダーシップのエンジン（Engine）は、人間力（人格・見識・決断力・倫理観・情熱・志）と強調する。その土台はMind,Heart,Skill,Bodyである。

（５）成功例・失敗例からみたリーダーシップ論
　エグゼクティブサーチ会社トップとして多くの人材をリーダーへと送り出し、その成功を支援してきた生きた体験からの講義は、大変重みを持つ言葉であった。

　ゲスト講師として塾生に大きな感銘を与えた講義と、オープンな意見交換をして頂きました。主催者として深く感謝する次第です。
（佐々木）