第５回（３月１９日（木）開催）は、ビジネスインテグレーションパートナーズ（株）代表取締役　佐々木昭美が講師を務め『事業リーダーの成功のために』のテーマで講義とＱ＆Ａを１２０分行いました。

　成功の真髄は、“続けること”にあるとして、３つの“続けること”を提唱しました。
　①成功事例を学び続けること　　②成功モデルを考え続けること　　③成功まで実践し続けることです。そのための学び方・動き方、生き方が大切であり、自分自身の例も含めて、考え方やアプローチの方法を詳細に示しました。経営学は、アートとサイエンス混合の実証科学であり、結果が先で、理論は後である。

　第５回は『ＢＩＰ第１期「事業リーダー実践塾」』の締めくくりでもあり、多くのＱ＆Ａに時間を取りました。塾生のアンケートを見ると高い評価となっており、塾生の問題意識と噛み合った内容で良かったと思いました。３０～４０代は、その後の事業と人生の豊穣を準備する大事な時期です。
　
　今回で、ＢＩＰ第１期「事業リーダー実践塾」は全課程終了し、修了者全員に塾長より修了証を授与しました。　

　４月上旬には第１回塾生の懇親会が開かれ、楽しく遊び、学ぶ仲間として塾生同士交流を続けることになりました。業界を越えた交流と学びを通じて、３０～４０代の活躍と成功を強く願っています。講師、塾生・派遣企業はじめ関係者の皆様に深く感謝する次第です。２００９年は、下期よりＢＩＰ第２期「事業リーダー実践塾」開催を予定しています。
　

（１）製造業の連続改革成功事例に学ぶ

　ビリから液晶ＴＶ、携帯電話、太陽電池トップブランドをつくったシャープの連続改革成功のしくみを研究。町田シャープ会長は、リーダーの資質として「予見力」「構想力」「実行力」をあげている。

（２）ＩＣＴ企業の連続改革成功事例に学ぶ

　自分の実際体験として、また、今や学問的研究対象となっているネットワンシステムズ（株）の連続改革成功の真髄を論述。１０年間２０％以上の驚異的売上、利益成長の本質に触れる。ビジネスモデル革新と経営革新を成功させた改革実践力のキーワードは。

（３）内外の「成功リーダー」「成功哲学」「人生計画学」から学び続ける

　事業成功リーダーの生き方から、「成功の本質」を探る。内外の「成功哲学」の系譜と役立つ著作を厳選紹介した。やはり人生の成功と幸せのためには、自己投資と蓄財が大切であり、日本の人生計画学の大家を紹介した。

（４）内外の最良の経営学から学び続ける

　自社の関連業界に絞らず、まず領域日本一、世界一の成功企業の事例研究の蓄積に学ぶ。更に、内外の経営学を徹底的に学び続ける。私は、リエンジニアリング論、ＩＣＴ事業戦略論、ベンチャー経営論、モチベーション経営論、ファイナンシャルエンジニアリング論、ＴＱＭ経営論、イノベーションマネジメント論等を学んだことを紹介した。

（５）ＰＰＮ（プロフェショナル・パートナー・ネットワーク）から学び続ける

　一人での研究、学習、実践には限りがある。産業界、政府・自治体の研究会・推進組織で交流する。学会、セミナー等に積極的にアプローチし、学ぶと同時に自分も先生の経験をする。
（佐々木）