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2011/03/01 第13話「Facebookの可能性」

 映画の影響もあり、最近私の周りでもFacebookが盛り上がっています。

私はFacebookを始めて半年くらいになります。最初は仲間たちとの連絡網的な使い方でのみ利用し、自分からあまり情報発信することもなかったのですが、最近はこのFacebookの将来性にとても魅力を感じるようになってきました。今では個人的にも、そして会社の活動を発信する企業情報ツールとしても積極的に利用しています。
以前mixiが盛り上がった時にはあまり魅力を感じないまま幽霊メンバーを続けていた私なのですが何が違うのでしょう。

 私にとっての大きな魅力は二つ。

 一つはもちろん、実名入りで不安なく友達と気楽な交流ができること。伝えたい人にメッセージが届くだけでなく、そのお友達がそのやりとりを面白いと思い、共感して「いいね!」とポチっと押してくれるだけでも、私自身のお友達が増えたようでなぜだか嬉しい。もちろん普通の電子メールのようにダイレクトに個人宛てメッセージを送ることもできますし、セキュリティやカスタマイズ設定でコメントの公開範囲も自由に設定でき、発信したい情報に応じて広げたい先を操作できる。これらはmixiにも同等の機能はあるようですが、やはり海外の方との交流の場合はFacebookの力を感じますね。

 もうひとつの魅力。それはビジネスでの活用です。
Facebookにはファンページという企業PR、マーケティング、団体などの活動紹介に活用できる豊富な機能があります。私も自分の会社のファンページを運営しています。「いいね!」と押してくれる方が25名以上集まれば独自サブドメイン(www.facebook.com/xxxx会社名等)が取得できるので、よりリアルタイムな情報発信ホームページとしてもとても効果的に使えます。イベント招待やディスカッションボードで、スレッド形式で案内詳細や招待状の送付、意見交換やイベントに対する問い合わせなどもできます。また、ファンページは、お友達でなくても公開閲覧できるので、企業のPRにはHPよりもリアルに、そして簡単に情報を発信できます。
私が運営しているファンページも自社のHPからリンクさせ、日々の活動などの更新情報は、最近ではHPではなくfacebookファンページに乗せるようにしています。HPと違って新しい記事が更新されたらすぐにファンページ登録者には更新情報が流れるため、よりプッシュ式に会社の活動を知らせることができます。Facebookのファンページは、Googleでも検索で上位に表示されるようですし、アプリやRSSを活用することによって事業に関係のある動画や情報を集積することも可能です。

 逆に、Facebookを使っていて感じる壁もあります。
人によって使い方は様々ですが、FacebookとTwitterの連携はあまりお勧めできません。Twitterはつぶやき、つまり一過性の性質が強い投稿が多いため、更新頻度もFacebookとは全く違います。見る側にとっても、Twitterからの投稿でニュースフィードが占領されてしまうと、本来のfacebookの情報共有ができなくなってしまいます。私自身もFacebookとTwitterの連携はしていませんし、Twitterからの投稿を表示しないようにする設定しています。

それから、先ほど少し触れたように「ファンページ」は企業広告としてとても有効だと思いますが、業種によっては活用しにくい業種もあります。
私も経営コンサルという職種上公開できない情報の方が多く、企業PRの上でどこまでリアルな情報共有ができるかは悩みどころです。さらに大企業では、セキュリティ対策や業務遂行上のモラルの一環として、サイトのアクセス制限をしている場合が多く、その場合ほとんどのSNSサイトにはアクセスできません。企業を相手にビジネスにとっては、この環境はマイナス要素。どこまでビジネスでの効果が期待できるのか、現在模索中です。

 今もまだ成長過程のFacebook。膨大な情報の山の中から、友達の共感によって繋がり選別された信憑性の高い情報は、ビジネス拡大の新しい口コミマーケットとして多いに期待できます。

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