佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2007/08/16 失敗が、成功を生み出した?

7月に「ネットワンシステムズのビジネスモデル創造革新から学ぶもの-ベンチャー企業経営実践論への試み-」というテーマでプレゼンテーションをする機会を頂きました。

1993年から10年間を中心に、3回の大きなビジネスモデル創造革新と合わせて一体となった経営改革について、メモを脱稿しました。

何回か、修正、校正のため資料を読んでいて、ハッと大事なことに気づきました。

一つの発見は、新しいビジネスモデル創造革新への挑戦と成功の前に、大きな失敗があることです。

3ケ月毎に経営戦略を変更しなければいけない程変化の早いネットワークテクノロジービジネスの世界です。失敗は、即崩壊に繋がる世界です。日常気づかない変化も、半年や1年では明確な結果となってみえてくるものです。リーダーの最も大切な課題は、先見力と言われる所以です。

失敗はあっていいが、その重大な意味に気づくこと、そして、気づいたリーダーの危機感が、変革への挑戦への飽くなきエネルギーになることが大事なことと思います。

他社より遅れても、猛烈なスピードであっという間に追い越し、圧倒的な優位を築くことはできるものです。

失敗が成功を生み出すのではなく、失敗はしないに限るが、失敗しても素早く気づき、打開するリーダーと社員の文化が成功の原動力という思いを再確認しました。

二つ目の発見は、グッドビジネスとグッドガバナンスの両輪の大切さです。

事業は、修正の連続、成功と失敗の積み重ねで成長すると思っています。
特に、驚異的成長、圧倒的NO.1をめざす時、私はいつも考えるのがビジネスモデルの創造です。

言葉でいうのは簡単ですが、現状を否定する側面があり、多くの幹部や社員にとって、感情的にも、人事的にもネガテイブな場合が少なくありません。過去をすべて受け入れ、未来に心を一つにするマネジメントが必須です。

ビジネスモデルの革新は、経営改革を伴う場合が多いのです。

株主、取締役会が、企業改革、事業成長による企業価値向上で価値観を共有する努力が不可欠です。また、NO.1の夢と志を有する夢大好き人間、改革大好き人間を大事にする、変化を是とする企業文化が大切です。

改革に恋する経営幹部、人材を生み出すには、どうすればよいのでしょうか。

「智」「情」「意」という言葉を小説か何かの主題として記憶があった。
イノベーションの世界から観ると「意」「情」「智」というのが、最近の私の確信になりました。

最近の先進的企業は、グッドビジネスとグッドガバナンスは両輪で、益々進化しているようである。

以上

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