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2012/12/25 恒例!「明日に役立つ」年末年始にお薦めする本25冊 <ツイッター風140文字コメント付き>

BIエッセイを1年間ご愛顧頂き、本当にありがとうございました。今年最終号をお届けします。  
今年の最終号も、毎年大好評の「年末年始にお薦めする本25冊<ツイッター風140文字コメント付き> 」を企画しました。

年末年始は、本を読む時間のある時期の一つですね。

エンタテインメントの読書は別にして、あえて言えば読書は「学ぶ」と同時に自分で何かに新たに「気づく」こと、よくよく「考える」ことに意味があると思います。当然、それがアウトプットや実践の引き出しになっていきますね。

2012年後半に読んだ本の中からおすすめの本を25冊紹介します(小説や学術分野は基本省略)。今年は、国民と企業を元気にするマクロ経済知識、日本人を覚醒させた日本の領土と国境、未来に生きる男女に不可欠な若者・ミドルのキャリアデザイン・セルフマネジメントや高齢化社会の明るいミドル・シニアの生き方を題材とした本も加えました。

各本は、「ツイッター」形式を真似て140文字以内のコメントを書きました。レストランをインターネットで探す時のお客様コメント、すなわち口コミと思って気軽にご活用頂ければ幸いです。

それでは、お身体を大切にして、ご家族揃って良き新年をお迎えください。
参考資料

<日本人に希望と知恵と勇気をくれた老壮青3人>
(1)1936年生まれ イェール大学名誉教授 浜田宏一『アメリカは日本経済の復活を知っている』

(講談社 2013年1月 本体1600円+税別)

学術書でなく国民への書。ノーベル経済学賞に最も近いと言われる巨人の集大成。金融政策は決定当日からすぐ経済に作用する。日銀の金融政策がなぜこうも間違えるのかを世界中の識者60名以上にインタビュー。世界は、日銀が世界の普遍法則で金融政策を運営すれば日本は復活すると知っている。

(2)1962年生まれ 京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥 聞き手・緑慎也『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』

(講談社 2012年10月 本体1200円+税別)

日本中が山中教授のノーベル賞受賞に沸いた。本書は、タイトル通り山中先生が自分の人生とiPS細胞を語った書。読みやすい。皮膚や血液から採取した細胞に4つの遺伝子を入れ培養すると高い増殖力と分化能力持つiPS細胞になる。不器用な整形外科医から基礎医学へ転進等回遊型人生の連続だった。

(3)上阪徹『リブセンス<生きる意味> 25歳の最年少上場社長村上太一の人を幸せにする仕事』

(日経BP社 2012年9月 本体1400年+税別)

1986年生まれ。25歳で最年少上場社長となった村上太一氏へのインタビュー本。爽やかである。ライブドア事件によって地に墜ちたベンチャー起業家のイメージを変えてくれる。私が『BIP事業リーダー実践塾』で講義の「ビジネスモデル事例と理論」を実践から学ぶ副読本に最適とも思いました。

<やはり人間は、「聞く力」「気づく力」「解決する力」など人間力を鍛えるのが基本ですね。>
(4)阿川佐和子『聞く力 心をひらく35のヒント』

(文春新書 2012年1月 本体800円+税別)

遂に100万部突破した2012年年間ベストセラー第1位。誰もが日々大切な「聞く」という行為について、失敗と成功の生々しい事例から多くのヒントをくれる。聞き上手とは?話しやすい聞き方とは?を実名で公開はやはり惹かれる。週刊文春の対談連載「この人に会いたい」は900回を超えた。

(5)おちまさと『「気づく」技術』

(ダイヤモンド社 2011年11月 本体1300円+税別)

「企画」職業25年以上のおちまさと氏。企画で最も大事なのは「気づき」であると“気づいた”という。「企画」を生み出す3ステップは、「き/気づいて」「か/考えて」「く/比べる」こと。世の中のヒット企画というものは、日々の「小さな気づき」の組み合わせによってできると事例で紹介する。

(6)猪瀬直樹『解決する力』

(PHPビジネス新書 2012年11月 本体840円+税別)

12月16日東京都知事に史上最高票で当選。日本人口の1割、GDPの2割を持つ首都東京。輝く東京とは、日本の命運を担い協力する人々が輝く東京と語る。東電との戦い、尖閣購入問題、オリンピック、災後社会ネットワーク等国や世界との難題を超えるリーダーの物の見方、考え方23は具体的。

<国民と企業を元気にする世界で試され済みのマクロ経済政策がある。まず知ろう。>
(7)若田部昌澄『もうダマされないための経済学講義』

(光文社新書 2012年9月 本体820円+税別)

現在は、早稲田大学政治経済学術院教授。専門は経済史。日本のマクロ経済について、学者、エコノミスト、政治家、大マスコミの多くが俗流経済学を奉ずる多数派であった。結果、日本経済は危機的状況にある。図、数字から真実を知る。ダマされないために、経済学の歴史が示す勘所を平易に語る好著。

(8)猪木武徳『経済学に何ができるか 文明社会の制度的枠組み』

(中公新書 2012年10月 本体820年+税別)

大阪大学経済学部学部長、国際日本文化センター教授を経て、現在、青山学院大学大学院特任教授。デモクラシーのもとにおける経済学の可能性と限界を問い直す。金融危機、中央銀行のあり方、格差と貧困、知的独占の功罪、自由と平等のバランス、人間にとって正義とは・・。経済学の基本から迫る。

(9)榊原英資・竹中平蔵『田原総一郎責任編集 それでどうする!日本経済 これが答えだ!』

(アスコム 2012年11月 本体952年+税別)

見解を異にする二人の対談は今回も面白く大変参考になる。何よりも現実の経済政策や政治の具体的課題での設問と回答という形式が良い。ケインズが言うまでもなく、生きた経済政策の選択如何が国民や企業の盛衰に影響与える現代。日本経済、中国経済、アメリカ経済、欧州経済、原発を縦横に議論。

<年末年始らしく、普段から離れた視座で意外感があって尚かつ役立つ本はいかが
(10)英『エコノミスト』編集部『2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する』

(文藝春秋 2012年8月 本体1750円+税別)

世界に多数の読者有する英『エコノミスト』誌。大胆に2050年の世界を予測。人口、病気、女性の機会、SNSの可能性、言語、宗教、温暖化、戦争、自由の足取り、高齢化と国家財政、新興市場、アジアの世紀、貧富の格差、現実となるシュンペーター、景気循環、科学、宇宙など思考を刺激する。

(11)柴田明夫『日本は世界一の「水資源・水技術」大国』

(講談社+α新書 2011年11月 本体838円+税別)

地球上には13.9億立法キロメートルの水資源が存在するが大半は海水即ち塩水で、人間に利用できる水は0.01%と知って驚いた。2025年には35億人以上が水不足になる予想もあるほど水に飢える地球。ところが、日本は「水資源」大国、「水技術」大国であるという。最大の戦略物資=水。

(12)山田吉彦『日本は世界4位の海洋大国』

(講談社+α新書 2010年10月 本体838円+税別)

領海と「排他的経済水域」を足した「日本の海」は447万平方キロメートル。一方、「中国の海」はその約5分の1、89万平方キロメートル。水産資源、多様な海洋生物、稀少元素含む海水、石油やメタンガス等海の持つ戦略的意味は大。海洋開発の技術革新で広大な陸地国家に平和的に太刀打ち可能。

<隣国中国、韓国、ロシアからの日本占領、侵入に若い日本人も気づいた2012年>
(13)有川浩『空飛ぶ広報室』

(幻冬舎 2012年7月 本体1600円+税別)

故郷宮城の3.11を忘れない思いから出合った本。3.11当日、ブルーインパルスは翌12日の九州新幹線開通イベントで曲技飛行を披露するために福岡にいた。ブルーインパルスの母基地である松島基地は水没し、芦屋基地を暫定にし、未だに松島基地に戻っていない。航空自衛隊広報官題材の小説。

(14)山田吉彦『日本の国境』

(新潮新書 2005年3月 本体680円+税別)

東海大学海洋学部教授、海洋政策研究財団客員研究員。冷静で学術的裏付けのある国境論を初めて知った。2005年出版の本書を再読。再読したのは、他でもない。当時の警告「尖閣、竹島、北方領土 国境は危機に晒されている 全国民必読」の通り、中韓露による領土侵入が連続しているからです。

(15)拳骨拓史『日中韓2000年の真実~なぜ歴史のウソがまかり通るのか~』

(扶桑社新書 2011年12月 本体740円+税別)

日中韓の歴史問題を取り上げるのは控えて来たが、隣国関係の現実から逃げてはいけないと思った。問題の所在勉強のため、中国・韓国と付き合った経験ある方の書を探した。著者は、中国や韓国とは是々非々で対処すべき。媚びるのも誤りであり、両国の短所をあげて悦にいるのも間違っていると語る。

<私の趣味に役立つガイドブック~海外旅行、国内旅行、美術館まわり>
(16)別冊宝島編集部『いま本当に行くべき見るべき世界遺産111』

(宝島SUGOI文庫 2011年12月 本体686円+税別)

10年続く世界旅行は、本書の世界遺産111の中から27ケ所訪ねた段階。圧倒的にヨーロッパが多い。元気な時は遠方からと趣味の美術館めぐりの結果であるが見所はまだまだ多いですね。絶景、聖地、秘境、古代遺跡、歴史に彩られた壮観な街並み、芸術の粋を集めた建造物をオールカラーで紹介。

(17)萩原三雄 編著『山梨県謎解き散歩』

(新人物往来社 2012年4月 本体800円+税別)

皆様も、仕事・趣味で国内出張、旅行は多いでしょう。観光ガイドと違う文庫版「謎解き散歩」シリーズが良い。既に23府県版が出版済み。第1章山梨県の産業、名産等。第2章武田信玄編。第3章歴史・考古・遺跡編。第4章人物・文学・芸能編。第5章宗教・民俗・社会編。第6章地理・自然編。

(18)高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』

(新書館 2011年4月第9刷 本体1900円+税別)

今年パリのルーブル美術館、新装したオルセー美術館を訪問。日本も10年に一度の西洋美術展ラッシュ。大エルミタージュ美術館展、ベルリン国立美術館展、マウリッツハウス美術館展、メトロポリタン美術館展等。有名画家以外の作品を見る機会も多く、基礎知識に便利。見る喜びと知る喜びが好き。

・参考エッセイ>>2012/03/05 今年必見のフェルメール展鑑賞。5つのフェルメール名画と東京で会える贅沢!
・参考エッセイ>>2012/06/18 大人はもとより、中学生・高校生・大学生必見!国立西洋美術館「ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ美術の400年~」
・参考エッセイ>>2012/07/17 フェルメール<真珠の耳飾りの少女>・オランダ『マウリッツハイス美術館』と東京都美術館で再会

<終身雇用の一直線型から複数の組織・企業をステップする回遊型が増える未来のキャリアデザイン>
(19)リンダ・グラットン著、池村千秋訳『ワーク・シフト』

(プレジデント社 2012年8月 本体2000円+税別)

ロンドン・ビジネススクール教授。経営組織論の世界的権威で、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとり。仕事は、私たちの人生に大きな影響を及ぼす。2025年、私たちはどんな風に働いているのだろうか?孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>を探究。

(20)冨山和彦『IGPI流 セルフマネジメントのリアルノウハウ』

(PHPビジネス新書 2013年1月 本体820円+税別)

冨山氏は、M&Aの現場を沢山体験している経営専門家。日本企業の海外買収が過去最大で、日本企業同士のM&Aも頻発している。いつ会社や上司が替わっても活躍できる「プロフェショナルの条件」を一緒に考える具体策を提案している。事例が分かり易い。M&Aは日本人に合った解決策と語る。

(21)夏川賀央『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり 逆転発想の人間関係術』

(ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008年11月 本体1200円+税別)

成功の原点は人間関係の構築に尽きますが、そう簡単ではありません。「公私混同のすすめ」。意外な視点からの「逆転発想の人間関係術」を紹介しています。きっと目からウロコだと思います。え、佐々木さんも「公私混同派」だった? 実はほとんど近い「公私混合派」「公私融合派」です。ええ・・?

<最近、40歳から60歳の方々からミドル・シニアの生き方、過ごし方を聞かれることが増えた>
(22)TOEIC会長・弁護士渡辺弥栄司『125歳まで、私は生きる!』

(ソニー・マガジンズ 2003年5月 本体1500円+税別)

9年前の本だが、今も大切に保管。何でも考える時は発想を一気に広げるとアイデアが浮かぶ。「夢」「運」「健康」をつかむ。60歳で125歳まで生きることを決意。自立のために65歳で司法試験に合格。69歳でTOEICを実施運営する財団法人ビジネスコミュニケーション協会を設立し、会長。

(23)森村誠一『五十歳でも老人 八十歳でも青年』

(KKベストラーズベスト新書 2012年3月 本体800円+税別)

スーパーオールド案内書。老いても尚生涯現役『未知の狩人』として生きていく6つの心得。①常に新しい獲物(目標)を追う②自分の可能性は無限にあると知る③今の自分が一番若いと思う。④常にネバーギブアップの精神を忘れない⑤若者や異性とも積極的に接する⑥生きていく緊張感をもち続ける。

(24)渡辺淳一『老いかたレッスン』

(新潮社 2012年10月 本体1300円+税別)

よくご存知の人気作家が書いた。老後こそ、外に出ようと説く。老いかたにもレッスンが必要か?と疑問に思う方も多いと思うが読むとなるほどと思う。老いらくの恋愛指南本ではない。生きていく原動力を知っている医者らしい視点で読者に寄り添って一緒に考えてくれる優しさにあふれた本だと思う。

<読書はいろいろあって良い。あの方の本に関わるコトを気軽に読む1冊をプラス>
(25)編者 日本経済新聞社 『日経プレミアプラスPLUS Vol.2 特集 人は本棚で決まる』

(日本経済新聞社 2012年11月 本体695円+税別)

PLUS世代の本棚を覗く企画が新鮮。『下町ロケット』『七つの会議』の作家池井戸潤と人気ジャーナリスト池上彰対談。人気作家角田光代が仕事論。瀧本哲史のAKB48ビジネス論が秀逸。土井英司・小宮一慶・澤本嘉光・田中裕輔・安田洋祐・阿部真大の本棚。薦めてくれた若い友人に感謝です。

以上

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thumbnail_sasaki佐々木 昭美(ささき あきよし)

取締役会長 総合研究所所長

経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)

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