佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2012/10/09 私も11月14日講義します。皆様の大事な方にお薦め下さい! 『BIP第5期事業リーダー実践塾』参加者募集中

 弊社BIPは、今年1月に創立5周年を迎えました。5年間の集大成として、『第5期事業リーダー実践塾』(2012/11~2013/1)を開催します。

来月11月14日(水)、私BIP佐々木が『企業業績を抜本的に変えるビジネスモデル創造の事例と理論』講義し、全5回夜学コースと交流会が始まります。19時開始ですので、業務を終えてから学習することができます。卓越した特別講師陣にご協力頂き、特別カリキュラムを準備しました。皆様の大事な方に是非お薦め願いたいと思います。募集案内はこちら >> 9月20日より募集中です。

10月31日(水)まで早期申込割引、1社複数参加優待もあります。既に申し込みが始まっています。定員もありますので、お早めにお申し込み願います。
参考資料 参考資料
※写真は昨年度講義の様子

(1)商品や事業には寿命がある!持続的高業績企業は、ビジネスモデルの好循環実現!

 企業の持続的高業績成長とは、企業の連続的ビジネスモデル開発・経営改革実践によって実現すると思います。
参考書籍

 戦前、松下幸之助氏が創業したパナソニックは電球ソケット事業から始まり、1933年1事業部制を発足させた。2009年には、デジタル家電、セキュリティー機器、携帯電話、カーエレクトロニクス、ヘルスケア機器、白物家電、照明、換気扇・空気洗浄機、半導体、電子部品、電池、FA機器、溶接機器、住宅事業と14ドメイン7.4兆円規模に変化発展しました。更にM&Aグループ再編によってパナソニック電工、三洋電機を経営統合し、約10兆円企業グループ。現在は極めて厳しい内外経営環境に直面し、その打開に挑戦中です。

 海外企業でも、1886年創業のジョンソン・エンド・ジョンソンは絆創膏や包帯、湿布薬などの医薬消耗品は有名ですが、最近はコンタクトレンズや医療用機器、ヘルスケア商品等事業分野を大きく開拓し、会社を変化させています。
 
 一時、「企業寿命30年説」が流行った時期もありますが、商品や事業に寿命がありますが企業に寿命はないことは今や明白です。寿命があるとすれば、変化を常とする経済的摂理ともいえますが、ビジネスモデル再構築の無視や不作為による「人災」と言える場合もありますね。100年以上続く企業数が世界一多く存在するのは日本です。日本には100年企業モデルが一杯あるのです。

 第2、第3の事業開発、市場開発を継続するのは、企業経営の原理原則ですね。皆さんの会社はどう取り組んでいますか?

(2)ビジネスモデルの成功事例を学ぶ

 ビジネスモデルとは何かの定義はほぼ定着しています。(参考文献1)
参考資料
※参考文献1 P28~29より

BIエッセイでも、重要なビジネスモデル成功事例を紹介して来ました。理論はもとよりですが、成功事例を徹底的に学ぶことが大事だと思っています。

 今年、IT企業として時価総額世界一となったアップルのiPod、iPhone連続改革成功(BIエッセイ2009/09/14号 詳細はこちら>>)を紹介しました。 小型精密モーター領域世界一のビジネスモデルで成功している日本電産も紹介。「 M&Aの時代。買収した赤字会社30社すべてを黒字化した日本電産の経営」(BIエッセイ2011/09/12号 詳細はこちら>>) 僭越ですが、前職ネットワンシステムズ(株)の連続的ビジネスモデル開発、改革成功体験も教訓に満ちています。(BIエッセイ2008/05/13号 詳細はこちら>>

 企業の連続した改革実践、イノベーションマネジメントは天才ではなく、継続的に学び地べたを這う実践をする者が実現するのだと思います。その真髄を一緒に学びたいと思います。

(3)ビジネスモデルは「利益の推進力」!利益構造図(プロフィット・プール・マップ)」

 私は、日本で大きな産業である自動車産業と情報通信産業を継続的に調査・研究しています。
 
 「IBMビジネスバリュー研究所は二年に一度「グローバルCEO調査」を実施しているが、それによれば、2006年以降、あらゆる業界の企業経営者が革新的ビジネスモデルの構築を重点課題としているという。」(参考文献3)

 かなり前から、欧米は日本企業の世界進出に対抗するため、競争と収益力の土俵を変えるビジネスモデルが経営の最重要課題として認識され、経営学での具体的実証研究と企業での果敢な挑戦がなされて来ました。下記の図をご覧下さい。(参考文献2)

参考資料
※参考文献2 P46より

 アメリカの自動車産業が、自動車製造で収益が出でいないで破綻、再編に向かったことがよくわかります。自動車ローン、保険等ファイナンシャルサービスに依存していた状況が明白です。現在は、エコカーや新興国向け製品・サービス覇権をめぐる競争の時代に入っていますね。

 PC産業は、ソフトウエアのマイクロソフト、プロセッサーのインテルが収益高いが、PC製造販売の収益性が低いのが一目でわかります。IBMに続き、NECもPC事業は中国企業レノボに売却、提携をしましたね。ご存じの通り、有力大手企業はDC、Saas等グローバルなクラウドサービス事業とモバイルブロードバンドサービス事業の競争に向かっています。

「事業は生きもの」とつくづく思いますね。事業リーダーは、現在事業のオペレーション能力と同時に次世代ビジネスモデル競争の先見力・創造力が求められています。

企業規模を問わず、事業リーダーはビジネスモデルを無視して成功はありません。『BIP第5期事業リーダー実践塾』で多くの仲間と一緒に学んでほしいと念願しています。
  
(参考文献)
1.寺本義也・岩崎尚人・近藤正臣『ビジネスモデル革命(第2版)』(生産性出版 2007年5月)
2.DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部編・訳『ビジネスモデル戦略論』
(ダイヤモンド社 200  6年10月)
3.DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部編・訳『ビジネスモデル 構想と決断」
(ダイヤモンド社 2011年8月)
4.スティーブン・レヴィ『iPodは何を変えたのか?』
(ソフトバンククリエイティブ 2007年4月)
5.『致知』2011年10月号(致知出版社 2011年9月1日発行)
6.岸田伸幸『ネットワンシステムズの企業改革と経営サイクル』
(日本ベンチャー学会誌 2008年3月)

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thumbnail_sasaki佐々木 昭美(ささき あきよし)

取締役会長 総合研究所所長

経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)

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