佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2010/07/05 BIエッセイ3周年。読者の皆様と一緒に自然・人間に寄り添い、楽しみ、学び続けたい!

 お陰様で今週7月10日、BIエッセイ3周年を迎えます。2007年7月10日にBIPWEBサイト開設と同時に書き始め、今回で122回となりました。皆様に心より感謝申し上げます。

 読者の皆様からの励まし、意見、要望を元に、毎月編集スタッフとYWT振り返り(Y=やったこと、W=わかったこと、T=次にやること)をして、一歩一歩成長しようと努力を重ねてきたつもりです。まだまだ未熟ですが、今後共、ご愛顧頂きますようお願い致します。

 3年間の歩みで心に残っていることを短篇風に、そしてこれからの思いを書いてみました。是非、率直なご意見、ご感想を頂きたいと思います。

(1)3年間の歩みで心に残る10題

【1.「一引、二運、三力」。人生最大の喜びである仕事への姿勢を教える言葉に出会いました。】
参考書籍1 参考書籍
◆「一引、二運、三力」。社会教育家田中真澄氏の言葉です。まずは「あなたを使ってあげる」と、いう”引き”の機会をどうつくるか、それが人生の勝負だと教えています。
(・2007/08/02 大先輩に学ぶ情熱の力 詳細はこちら>>

◆『無趣味のすすめ』。村上龍氏の強烈で挑発的タイトルである。仕事への魅力と生きがいを伝えたいとの思いがひしひしと伝わってくる。
(・2009/04/27 GW1日は読書。村上龍『無趣味のすすめ』の挑発的タイトルの真意は?詳細はこちら>>

◆「出し惜しみしちゃダメよ」。脚本家内館牧子さんが、脚本家先輩である橋田壽賀子先生と熱海で食事された際、たったひとつだけアドバイスをお願いした時の言葉は強烈だったという。
(・2010/02/15 「出し惜しみしない」:私の「JR東日本-新幹線人間塾」詳細はこちら>>

【2.多忙なリーダーから歓迎された「イチローさん流ヒット型」「王さん流ホームラン型」“遊び試論”】
シーソーの図 図2:学ぶ3つのリテラシー   
◆「仕事」と「遊び」は対立するものではなく、最も忙しいビジネスリーダーこそ「仕事」の計画は当然ながら「遊び」の計画も大事なことだと思います。「シーソー」に例えてみると意外に分かりやい。
(・2010/03/15 「仕事」と「遊び」の「シーソー」試論? リーダーこそ身近で気軽なリフレッシュで活力を!詳細はこちら>>
(・2010/01/12 2010年初夢(個人編):「働く喜び、学ぶ喜び、遊ぶ喜び」の生きる喜び「三喜計画」を描く-2010年は「再スタート元年」-詳細はこちら>>

【3.うれしいことです。美術館・映画画像をお借りでき、内覧会にも出席。】
映画「旭山動物園物語」プログラム サントリー美術館にて 内覧会風景
◆趣味の「美術館めぐり・映画鑑賞」エッセイの積み重ねが信頼され、新聞・雑誌等メデアと同様に画像をお借りしWEB提供できるようになり、内覧会のご案内も頂くようになりました。映画鑑賞と美術館鑑賞は、頻繁に気軽にできる趣味だと思います。書く機会は一杯ありますので、エッセイブログの価値が一層上がるように更に努力を続けたいと思います。
(・2009/02/16 映画『旭山動物園物語―ペンギンが空をとぶ』を観ましたか詳細はこちら>>
(・2009/08/03 夏美遊①隈研吾氏設計サントリー美術館「美しきアジアの玉手箱」鑑賞&リッツ・カールトンホテルの夕べを楽しむ詳細はこちら>>
(・2010/04/19 心躍るボストン美術館展。六本木ヒルズで西洋絵画47巨匠80名画を一堂に観る贅沢!詳細はこちら>>

【4.小さな民間友好外交?トルコ航空、駐日フランス大使より御礼が寄せられました。】
トルコ航空より贈られた書籍 オルセー美術館展にて”
◆みどころに溢れたトルコ旅行とトルコ航空日本就航20周年記念品を頂いたことへの感謝エッセイに対して、トルコ航空より御礼が寄せられました。現在開催中の「パリ オルセー美術館展」エッセイに対して駐日フランス大使より御礼のメールを頂戴しました。国内外問わず、ささやかな心の交流の大切さを知りました。

(・2009/08/17 夏美遊② 見どころ・楽しみ満載トルコ旅行写真。トルコ航空より友情と感動の贈物に感謝! 詳細はこちら>>
(・2009/11/09 うれしい偶然の出来事詳細はこちら>>
(・2010/05/31 サルコジ仏大統領が“二度と一括で海外に出ない”と絶賛する『オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」』が国立新美術館で豪華開催!詳細はこちら>>

【5.写真・図解の要望に応えて、言葉と映像のハイブリッド表現でアクセスが倍増。
パルテノン神殿 MBBモバイル関連イメージ図
◆写真掲載の要望が寄せられ、2008年夏ギリシャ旅行より写真掲載を開始しました。また、図解力の大切さを学び、写真・図解を標準とする言葉と映像のハイブリッド表現を進めています。効果は劇的で半年でアクセスが倍増しました。
(・2008/08/18 乾杯!最高のおもてなし真夏ギリシャの旅詳細はこちら>>
(・2009/05/18 絵図力・図解力の効用を学んだ“私の図歴書”詳細はこちら>>
(・2009/07/13 BIエッセイ2周年!写真と言葉のハイブリッドへ挑戦した1年詳細はこちら>>
  
【6.日本の四季に触れる、旅情報を交換する楽しみ。「BIエッセイを参考に旅に行きました」という読者の声に感激しました。】
伊達政宗像 白川郷 仙厳園から望む桜島”
◆旅エッセイへの反響が多いのに驚いています。飛騨高山・白川郷エッセイには、「その後私たちも行きました」との声。鹿児島旅行エッセイには、「思った以上に見どころがあるのですね。」秋の伊達な仙台・宮城旅行のため、事務所をわざわざ訪ねて来た読者の方もおり、感激です。
(・2008/11/10 “美味(うま)し国 伊達な旅”仙台・宮城は、いかがですか詳細はこちら>>
(・2009/05/07 日本再発見満喫!飛騨高山・白川郷、越中五箇山・高岡、加賀金沢訪ねた旅写真詳細はこちら>>
(・2010/05/10“いーせー鹿児島”見どころ満載旅写真。美味・産業・自然・神話・歴史・敬愛に溢れる出会い! 詳細はこちら>>

【7.「世界一、世界希有、世界一流」の人を知る、寄り添う、元気をもらう体験をする】
手塚治虫展にて 参考資料CD 参考画像
◆人に寄り添ってその世界を知る方法が私は好きです。日本人は「外国崇拝」傾向が相変わらず根強いが、衣食住遊でクールジャパンが世界に広がっています。また、ノーベル賞4名同時受賞、直近の「日本人宇宙飛行士」「はやぶさ」帰還は、日本の科学力・技術力への誇りを取り戻す出来事ですね。更に、ピアノ、バレー、歌舞伎、映画等日本人が多くの分野で国際的活躍が増えています。「和魂漢才」「和魂洋才」「和魂米才」と日本程グローバルな文化を取り入れている民族はないと考えてもよいと私は思っています。
(・2009/06/15 手塚治虫展は、あと6日。肉声・原作・作品に触れ、広がる世界と感動!詳細はこちら>>
(・2009/07/27 フジ子・ヘミング:世界稀有のピアノ音色と著書「運命の力」が語る真実に惹かれる詳細はこちら>>
(・2010/06/14 「あ!来た、来た!」「はやぶさ」地球帰還をライブで見ました!世界初540mの小惑星「イトカワ」探査の快挙!詳細はこちら>>
(・2010/06/21 ゴールに向かうサッカーで“世界一をめざす男”本田圭祐詳細はこちら>>

【8.日本の世界に誇る先達(渋沢栄一翁、御木本幸吉翁、福澤諭吉翁)に寄り添う。】
未来をひらく福澤諭吉展
 私は人物が好きで、自伝、伝記を大切にしています。本だけでなく、できるだけ現場に足を運んで、直接見て、触れたいと思っています。渋沢栄一翁の企画にはよく参加します。真珠翁御木本幸吉は、当時のベンチャーでした。鳥羽・志摩の旅でミキモト真珠島を実際に訪ねて見て、真珠養殖成功は世界に誇る産業遺産だと思いました。札幌在住時代の30代に慶応キャンパスで通信教育夏期セミナーを数年受講した体験の記憶と共に、『未来をひらく福澤諭吉展』は福澤諭吉翁の当時に触れ深く感銘を受けました。
(・2007/11/08 文化の日~渋沢栄一翁映画とトークショーに参加しました詳細はこちら>>
(・2008/06/02 全ての女性の胸に輝く真珠と笑顔-世界真珠王御木本幸吉生誕150年への旅詳細はこちら>>
(・2009/02/09 慶応義塾創立150年記念『未来をひらく福澤諭吉展』詳細はこちら>>

【9.BIエッセイ週刊化のキッカケ!未曾有の世界不況を体験し、「100年視野の智慧・勇気」を一緒に考えました】
 BIエッセイ週刊化のキッカケは、2008年9月リーマンショックです。世界経済が激変した。変動期に、企業トップ、政治リーダー、家長はどう考え、どう行動すべきなのか? 私は毎週執筆を即断し、「読書の秋 日本を元気にする100年の視野と智慧、勇気を求めて」シリーズを7回連続執筆しました。どうしても世界・日本の激変の深層と未来への智慧に関心が向かいました。読書で、100年の長期的視野で参考になる本を紹介し、一緒に学び、元気に立ち向かう勇気を共有したいと思いました。
(・2008/09/17 吉田庄一郎『超精密マシンに挑む ステッパー開発物語』と原丈人『21世紀の国富論』詳細はこちら>>
(・2008/09/22 トヨタ発展の根源的意味に挑む著書2冊詳細はこちら>>
(・2008/10/01 世界企業へと発展する武田薬品工業、日本板硝子の改革詳細はこちら>>
(・2008/10/06 シャープ町田会長が語る液晶TV、携帯電話、太陽電池への連続改革詳細はこちら>>
(・2008/10/14 TV『篤姫』が“尚五郎さん”と呼んだ、『龍馬を超えた男 小松帯刀』詳細はこちら>>
(・2008/10/20 明るく元気な家庭を築く家長(かちょう)必携の家計学指南詳細はこちら>>
(・2008/10/27 エコノミストランキング6年連続第1位の著書が語る経済の真実詳細はこちら>>

【10.「伝える力」「編集こそ創造・営業」~初代、二代目の編集スタッフに大感謝です。】
参考文献 参考書籍
◆デザイナー素養豊かな初代編集スタッフが、BIPWEB、BIエッセイの土台をゼロから構築してくれました。WEBデザインやエッセイ執筆に携わって、他の媒体と違う「伝える力」を理解する必要性を痛感。Webライティングバイブル(上原佳彦 『Webライテイング成功の法則60』翔泳社 2007年12月発行)に学んだ記憶は忘れられない。大感謝である。
(・2008/07/10 Web時代の言葉力を求めて。刺激をくれた池上・子駒・上原3氏の本詳細はこちら>>

◆メディアプランナー素養豊かな二代目現編集スタッフは、WEBサイトの進化とBIエッセイの言葉・映像ハイブリッド表現の編集にアイデアを根気良く積み重ねてくれました。BIPニュースの月2回配信も画期的な効果を生み出しました。「編集こそ創造・営業」であることを見事に実績で示してくれた。大感謝である。
(・2009/05/11 言葉力を求めて-小椋桂『言葉ある風景』・齋藤孝『1分で大切なことを伝える技術』・松岡正剛『多読術』に出会う詳細はこちら>>
(・2009/09/01 読書の秋① 写真と言葉の融合:小説家森村誠一“写真俳句”と写真家石川文洋“カメラ紀行”詳細はこちら>>

(2)BIエッセイの今後「読者の皆様と一緒に自然・人間に寄り添い、楽しみ、学び続けたい! 」

参考書籍 佐々木
 上記の「心に残る10題」自体、初めから企画したものではなく、私の好奇心と読者の皆様とのコミュニケーションの結果生まれたものです。人生で初めてのことをやり続けているのですから、私の方が驚きです。どこに向かうのかと聞かれてもはっきりした返答ができずに困ってしまう次第です。

 最近出版された塩野七生(しおのななみ)さんの著『日本人へ 国家と歴史篇』を読んで、共感する言葉に出会いました。この本は、月刊「文藝春秋」に毎月掲載された巻頭随筆を新書化した本である。「『ローマ人の物語』書き終えて」という篇で、味わい深いことを述べています。

『文は人なり、という。しかし、「文」でなくて「見方」でも「人なり」なのである。
どんな英雄でも召使の眼から見ればタダの人、という言葉があるが、ある程度までは正しい。身近にいた人の観察は、やはり参考に値するのだから。だが、この視点だけでは人間はわからない。そこでこの一句も、私は次のように解釈するようにしている。
タダの人でしかない召使の眼から見たから、タダの人ではない英雄もタダの人にしか見えなかったと。
これは、歴史を書く私がつねに胆に銘じていることである。なぜなら私もタダの人であって、その私に歴史上の人物たちを引き寄せて判断し書いたのでは、召使の人物評になってしまうからである。それでは一面しか理解できたにすぎない。それで私のやり方だが、人物を私に引き寄せるのではなく、私がその人物のところに行くことにしたのだった。

ある人に、こう言われたことがある。「カエサルについてあれほどもかききった後では、その後に来る人物たちをどうやって書きつづけていくのかね」。私は、笑いながら答えたのだった。「ご心配いりません。次はアウグストゥスのところに行くだけですから」
作家とは粛々とペンを走らせる人、と思っている人が聞いたら呆れ返るだろう。しかし、こんな具合に男たちを次々と渡り歩くことで、全十五巻を書いてきたのである。白状すれば面白かったですね。ゲーテではないが、人間世界のすべてをやってくれたというローマ人だけに、登場人物たちも多種多様であったから。』(参考文献1:P24~25)

 私ももちろんタダの人であって、エッセイ書き始めの頃は、(今もそうかもしれないが、)自分の気持ちは一杯入れているつもりだが、読者に伝わっているかは頓着していなかった傾向があった。反省と分別の中で、編集スタッフには読者の代表として厳しく原稿を点検してほしいと言って、赤ペン先生をお願いもしたこともあります。

 次第に、私はヘッドワーク(頭)でなく、ハート(心)とフットワーク(足)で書くようになった。つまり、人やテーマに寄り添うようになった。そして、見方だけは私なりを少しでも紡ぐことにしました。天才エジソンの格言「勉強99、創造1」という学びの原点に返ると気分も楽になるものですね。

この地球には、その自然と人間のあらゆることがある。人生に好奇心の沸く題材は尽きない。今しばらく、私の気の向くまま自然体で寄り添い、楽しみ、学び続けたいと思います。読者の皆様のご寛容をお願いします。

 BIエッセイ出発時の原点である「読者の皆様との出会い、触れあい、学び合いのコミュニティ」をいつも胸に秘めて。
以上

(参考文献)
1.塩野七生『日本人へ 国家と歴史篇』(文春新書 2010年6月20日)

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